マニュアルとは
マニュアルとは、ある業務・作業を、誰が行っても一定の水準で実施できるようにするために、手順・ルール・判断基準を文書や映像でまとめたものです。個人の経験や記憶に頼らず、組織として業務のやり方を共有するための道具と言えます。
マニュアルの種類
「マニュアル」と一口に言っても、目的によっていくつかの種類に分かれます。
| 種類 | 目的 |
|---|---|
| 作業手順書 | 特定の作業を「どうやるか」を伝える。製造現場での使用が中心 |
| 業務マニュアル | ある部署・役割の業務全体の流れ・ルールを伝える |
| 取扱説明書 | 製品・機器の使い方を、購入者・利用者に伝える |
| 教育・研修用マニュアル | 新人などの育成を目的として、知識・スキルの習得を支援する |
製造業の現場で単に「マニュアル」と言う場合、多くは作業手順書を指していますが、部署によっては業務マニュアルや教育用マニュアルを指していることもあり、認識のズレがトラブルの原因になることもあります。
何のためにマニュアルを作るのか
マニュアルを作る目的は、突き詰めると「誰がやっても同じ品質・同じ結果を再現できるようにすること」にあります。この目的を見失うと、次のような失敗が起きがちです。
- 作ること自体が目的化し、実際には使われないマニュアルが量産される
- 作成者の自己満足的な情報量になり、読み手にとって必要な情報が埋もれる
- 一度作って更新されず、実態と合わなくなった内容がそのまま残る
マニュアル作成に着手する前に、「誰が」「どんな場面で」「何のために」読むのかを明確にしておくことが、使われるマニュアルを作る第一歩です。
まとめ
マニュアルは、業務を誰が行っても一定水準で実施できるようにする道具で、作業手順書・業務マニュアル・取扱説明書などの種類があります。「誰が」「何のために」読むのかを明確にしてから作成に着手することが、使われるマニュアルにするための出発点です。